心の穴

恐らくすべての行動は、心にポッカリと空いた穴を埋めるために行っている

親とのコミュニケーションが不足していた為に出来た孤独な穴

もっと愛されたかったという願望により出来た穴


これが埋まることは無いと思う

 

これを埋めることが出来るのは親だけ
しかも時間を30年巻き戻す必要がありそう

 

一生、この穴を抱えて生きていかないといけないのだろうか
埋める方法はあるのだろうか

自問自答してるけど、まだ答えは見つからない

 

 

赦すこと、というような気もするけど、
特に体罰や虐待をされたわけではないけど、愛情をあまり受けなかったことを赦す気持ちになれない

 

というか、親は悪いことをしたとは思っていないと思う
むしろ愛情をもって一生懸命育てたのだから感謝されて当然と思っていると思う

 

事実、客観的な悪いことはしていない

しかし、「忙しい」という名のもとに、
子供に衣食住を与えて、あとは柵(ルール)から出ようとすると罰(躾)を与えるという育児は罪が重いと思う
悩みを聞く、出来事を聞く、何を考えているかを聞く、自分の考えを話す、愛情を持っていることを伝える、行動する
これらを行って初めて人間の子育てになると思う


衣食住を与えて、躾をするだけで育てられるのは家畜だけだ
この育て方により、心に大きな穴が開いたと思う

 


たぶん、こういう人は多いのではないかと思う

24時間働けますか?の世代に育てられた子供たち、いまの30、40歳の世代は心を無くした、心に穴を開けて大人になった人が一定数いると思う

自分もその一人だと思う

 

父親だけが働いていて、母親が専業主婦で子供をフォローできていた家庭は、子供の心に穴は開いていないと思う
フォロー出来ていれば

 

うちは両親揃って働いていたので、両親に学校のことや、悩みを話した経験はゼロだ
たまに話しても、躾信奉者なので、あるべき論でこちらの感情を押さえられた
結果として益々話さなくなり、孤独を深める

この世代は兄弟も少ないので、気持ちを話す相手がいない

 

共働きでも、しっかりとフォローしていた家庭は問題ないと思う

 

 

自分の15歳以降に取ったすべての行動は、その心の穴を埋めるための行動だと思う

 

今に至るまで
たぶんこれからも

 

いろんな友達を作っても、お金を持っても、仕事を頑張っても、結婚をしても、家族を持っても、その穴を埋めることは出来ないとわかっている
ただ、放っておくと、穴の大きさに苦しくなるので、少しでも穴を埋めようと労力と時間をかけようとする

それが、いまの自分を形作る過剰な行動の原因だと思う


どうしたものか

 

人一倍、一生懸命頑張るから、うまくいくことも多いし、
僅かながら穴を埋めること(ごまかすこと?)が出来るが、
結局は穴の多くは埋めることが出来ないので、

永遠に心に穴(闇)を抱えて生きることになる

 

 

それと穴を埋めるため、というのが行動の真因なので、行動する動機として不純だ

 

純粋で正当な動機ではない

 

この後の人生はどうなるのだろうか
最後までうまくいくのだろうか
これまでと同じように、うまくいかせられる気もするが

心の穴は埋まることがない気がする


ただ、ひとつ言えることは、穴を埋めない限り、本当の幸せはやってこないと思う

 

罪深い

ちょっとした体罰や虐待より、罪が深いと思う


心に大きな傷を負っている

 

 

↑これはベトナム行きの飛行機の中で書いた

ベトナムに来て、暖かい空気と新鮮な環境に浸ったら、落ち込んだ気持ちが消えた

寒さとルーティンな日々が重なると、この感情が出てくるらしい